オートモビルカウンシル2016 マツダブースの車両展示

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マツダ RX-Vision

2016年8月5日~7日まで、千葉県の幕張メッセで、「オートモビルカウンシル2016」が開催された。
このイベントは、「クラシック ミーツ モダン」をコンセプトに、ヘリテージカーショップやパーツショップ、各自動車メーカーが参画する日本初の「名車」イベント。
自動車がもつ豊かな文化や歴史の側面をフィーチャーする。

マツダの展示テーマは、「デザインのヘリテージ」である。

オートモビルカウンシル2016 マツダブースの車両展示

全世界から高い評価を受ける最近のマツダ・デザイン。
その始まりはR360クーペだった。
軽快で愛らしいそのスタイルは、軽自動車でありながら移動の道具を超えた小粋な仕上がりが人気だった。

以後未来的なコスモスポーツ、ジウジアーロがチーフを務めた時代のベルトーネが手がけたルーチェ、一転アメリカン・マッスルカーの匂いをまとった初代サバンナ等、時代背景を色濃く反映させながら進化を遂げた。

もちろんライトウェイト・スポーツの楽しさを復活させたロードスターの誕生と成長もマツダの大切な財産。
その最新型であるNDロードスター、そして前回(2015年)東京モーターショーでデビューしたコンセプトモデル、RX-Vsionは世界の主要なアワードを獲得。
現在のデザインテーマである「魂動-Soul of Motion」は、世界に誇れる日本の宝ともいうべき名車の数々を生み出している。

そんなデザイン・ヘリテージの最新の断面がニューヨーク国際オートショーでお披露目されたMX-5 RF(リトラクタブル・ファストバックの略)。

「Car as Art」。
ロータリーエンジンならではの低いボンネット高を生かして自動車デザインをアートの領域まで高めた金字塔、RX-Visionを含めた7台の展示から、マツダ・デザインのヘリテージ、そして目指すターゲットを感じ取ることができる。

R360クーペ(マツダ初の軽乗用車)

人々のマイカーの夢を叶えたいというマツダの情熱が、R360クーペを生み出した。
軽自動車規格のコンパクトボディに1,290㎜という低い全高、2+2のコンパクトなキャビンを包んだ機能的なクーペフォルムは日本のカーデザインの最先端を行くものだった。

マツダ R360クーペ

ボンネットとエンジンフードにはアルミ、エンジン部品にはマグネシウムを使用して、車両重量380㎏と当時の国産車最軽量に仕上げられた。
30万円という低価格で大ヒットし、軽自動車のシェア64.8%を誇った。

マツダ R360クーペ

コスモスポーツ(世界初の2ローターロータリーエンジン搭載車)

コスモスポーツが初めて公の場に姿を現したのは1963年10月の東京モーターショーだった。

マツダ コスモスポーツ

デザインを担当したのは、当時入社2年目のマツダ初の社員デザイナー小林平治。
低くて長いボンネットとトランク、1,165㎜という低い全高、三次元曲面のリアウインドウを持つコンパクトなキャビンなど実寸以上に伸びやかに見えるエレガントなフォルムを持つ未来的なデザインだった。

マツダ コスモスポーツ

ルーチェロータリークーペ(マツダ初の前輪駆動車)

1969年10月、ハードトップボディに655㏄×2の新開発ロータリーエンジンを搭載したルーチェロータリークーペが登場した。
「ハイウェーの貴公子」の呼び名のごとく、最高速度は190km/hに達した。

マツダ ルーチェロータリークーペ

当時のプレスリリースには「イタリアにおけるカロッツェリア車のみが持つ高級で工芸品的な雰囲気を盛り込んだ新設計ボディスタイル」と謳われていた。

マツダ ルーチェロータリークーペ

スーパーデラックスの価格は大卒初任給が3万円の時代に175万円と、最高級クーペの表現がふさわしいクルマだった。
マツダはルーチェロータリークーペで、当時形成されつつあった高級パーソナルカー市場への参入を果たした。

マツダ ルーチェロータリークーペ

サバンナGT

マツダ サバンナGT

コスモスポーツに続くロータリーエンジン専用車として1971年に登場したサバンナ(輸出名RX-3)は、ロータリーエンジンの力強さを表現するため、大草原を駆け巡るライオンをイメージしてデザインされた。

アーチェリーカーブと呼ばれる抑揚の効いたロングノーズ&ショートデッキのスタイルに、獲物を狙う精悍なフロントマスク、ライオンのたてがみをイメージしたエアエクストラクターが与えられ、操縦安定性向上のために広げられたトレッドを覆うオーバーフェンダーの組み合わせにより、迫力のある外観を実現。

マツダ サバンナGT

発売当初は10Aエンジンを搭載していたが、1972年によりパワフルな12Aエンジンと5速MTを組み合わせたスポーツグレードのサバンナGTが追加される。
最高出力120psのエンジンと885㎏という軽量ボディの組み合わせでスポーツカー並みの加速性能を誇り、若者を中心に絶大な人気を誇った。

レースでも活躍し、サーキットでの初勝利は1971年12月の富士TTレース。
無敵と言われた日産スカイラインGT-Rを破ると、その後は連戦連勝で1977年には国内通算100勝を達成した。

ユーノスロードスター(初代ロードスター)

1983年、後にデザイン本部長となる福田成徳は北米マツダのマネジメントとしてカリフォルニアに駐在していた。
かつてのカリフォルニアはイギリス製のライトウェイトオープンスポーツが多かったが、1970年代の安全基準や排ガス規制の強化、2度のオイルショックを経てライトウェイトオープンスポーツの市場は衰退し、合理的なコンパクトカーやトラックばかりになっていた。

ユーノスロードスター

福田は理屈抜きで気持ちをワクワクさせるクルマがもう一度必要と考え、ロードスターのデザインに着手する。
正統派ライトウェイトオープンスポーツの様式美を大切にし、シンプルで飽きの来ないデザインとしつつも、見た瞬間に心を奪われるような豊かな表情を与えるため、立体造形を徹底的に研ぎ澄ました。

エンジニアリングでは「人馬一体」とキーワードに、ライトウェイトオープンスポーツならではの軽快感を、実績ある基本技術を集結させて達成した。
リーズナブルな価格もあってロードスターは世界中で愛され、一度は途絶えたライトウェイトオープンスポーツ文化を復興に導く先駆けとなった。

ユーノスロードスター

マツダ MX-5 RF(2016年ニューヨーク国際自動車ショー展示車)

マツダ MX-5 RF
マツダ MX-5 RF

マツダ RX-Vision (2015年東京モーターショー出品デザインコンセプトモデル)

マツダ RX-Vision

圧倒的に低いボンネットと全高を可能とする次世代ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載し、FRプロポーションの美しさを際立たせるとともに、日本の美意識を表現したフォルムとなっている。

マツダ RX-Vision

RX-Visionでは不要な要素を省き、魅せたい部分をシンプルなカタチで見せることで、より強く印象付ける、「引き算の美学」が取り入れられている。

マツダ RX-Vision

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